社長メッセージ

代表取締役社長 長谷部 正
 平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
 近年の社会情勢は、国際紛争や自然災害に起因するエネルギー・原材料の調達難・価格高騰などの影響により、急速に変化しています。このような激動する事業環境に柔軟に対応すべく、当社グループの“液体包装システム”を更に進化させ、環境問題や労働人口の減少など、お客様や社会が抱える様々な課題に対し、環境配慮型製品・省人化製品などの開発を進め、持続可能な社会の実現と企業価値の向上を目指してまいります。
 株主の皆さまにおかれましては、引き続きご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

2023年12月 代表取締役社長 長谷部 正

業績の概要

 当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、人流や、インバウンド需要の回復により経済活動が正常化に向けて進展したものの、一段と悪化する国際情勢や、原材料価格の高止まりによる物価上昇が継続するなど、依然として予断を許さない状態が続いております。
 当軟包装資材業界におきましては、国内外を通じて人流の回復による中食・内食需要の減少、物価上昇による買い控え基調の拡大のほか、前年度の海外物流問題等を懸念した先行需要による在庫調整が行われ、軟包装資材の需要は先行き不透明な状況が続いております。
 このような状況下、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高は14,211百万円(前年同四半期比8.9%減)、営業利益は841百万円(同52.0%減)、経常利益は845百万円(同52.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は528百万円(同60.7%減)となりました。
 当第2四半期連結累計期間は前期より実施した価格改定効果が表れたものの、上述の通り、軟包装資材の需要調整局面であることと、高止まる原材料価格に加え、エネルギーコスト、人件費などのコスト上昇分をカバーするに至らず、減収・減益となりました。
 業績につきましては、第2四半期連結累計期間の業績を踏まえ、通期の連結業績予想を下方修正しました。実際の業績は、今後の様々な要因によって予想と異なる可能性があり、再度修正が必要となった場合には速やかに開示いたします。